ほりゃららほい

暇な時なんか書きます

室井慎次 生き続ける者 感想編

面白いこと書いてないので読む必要ないよ。ネタバレ注意。

読みづらい日本語はそのうち直すよ。

 

 

 

 

①全体的な感想について

 室井が死ぬ展開などは酷い、といえば酷いが正直世間で批判されているほど内容が酷いわけでは無いと思ってる。アラ探しでもしたいんか社会。

 

 

②杏について

 杏は、自分がやっていることが悪いことなのも理解しているし、日向真奈美がクソ親だということも理解してる。でも彼女は真奈美の指示から離れられない。親だから。作中で見せる2面性はこの辺から来ていて、杏は親には従わないといけない、そうでなくては生きていけないと思っている。最初から我々に見せてくれる犬への態度が、本来の杏なのかなーと解釈した。

 なので彼女に必要なのは「反省」ではなく「自立」。

 

 とはいえ罪には罰が必要なのは確かではあるけど、室井(というかこの作品は)は「子どもは間違いを犯すもの」として表現しているので、あえて作中では罰せられなかった。

 

 この作品は全体的に、親の影響や力という部分を表現したがっている(ように感じる)ので凛久についてもテーマは似通ってるなーと思った。

 

 ただし銃を撃たせるシーンの解釈が難しくて、銃を撃たせてもらったことで恐怖を感じて改心するという展開になってるが、おそらく銃が生命を奪えるものという認識を得ることで、同じく危ない存在のナイフを渡す。真奈美から渡されたナイフを渡したことで、真奈美の束縛(または執着)から離れられるという展開な気がしている。※妄想

 

 

 それはそうと、放火した際もボヤ程度で済ませようとしてたのが結果として大炎上してしまったので、悪意マシマシで放火したわけではなさそう。

 杏これからきぬさんの弟子として優しく生きてくれ…。

 

 

③住民について

「住民がすぐ改心する」という指摘がよくあるが、劇中では室井と貴仁と凛久の生活の様子などを普段目にしていて、それを長期間(とはいえ一ヶ月程度か?)得ての「改心」という表現なので、あっさりでは無い。あくまで室井の普段の行いなどを見て、いい人と理解して、住民側から歩み寄る展開になっていると感じた。

 

 

④事件について

 事件に面白みや推理要素がなく、あっさり後編で解決する。

 これは完全に擁護不能だけど、そもそも「踊るスピンオフ」シリーズに事件推理要素とかは特に求めていないので、演出材料でしかないと思ってる。もう室井は警察から退いていると印象付けていると感じた。

 

 

児童相談所について

 児相の発言が酷い、みたいな批判があるが児相ってこういうもんじゃないんですかね。女性職員の方も、内心では室井のことを否定したくないみたいな感じだし。とはいえ反省しているように見えた肉親から再度引き取りたいと連絡が来たら、児相としては渡すしかないのかなーとか思った。

 これに関してはわからない。児童相談所について何もわからない。

 

 

⑥室井の死について

 これも擁護不能。作中で室井を殺すと決めてるなら、たぶん犬探しに行った杏を助けて死ぬみたいな展開のほうが絶対良かった。

 

 ただし正直翌日探しにいけばいい犬を、その場で探しに行くのは室井らしさが出ていて良いと思った。室井は犬を「家族」だと思ってるんだよね。

 

 

 結果として、この作品は室井が死んでも、その意思は受け継がれていくということを表現したがってるんだなーって印象。沖田と新城がでてくるの本当に大好き。

 

 

 

 

以上。

なんか思ったことあったら今度追記するかも